GT Game in Indonesia
キャスティングゲームの最高峰に位置するとされるGTゲーム。この釣りの対象魚は、Giant Trevally, 通称GT、和名ロウニンアジ(浪人鯵)。100~200gの魚を模した木製ルアーを50m~80mの彼方に投げ、ルアーを魚のように泳がせて、大きいものは体重50キロにも達する大型魚GTにルアーをエサと誤認させて、これに食いつかせて魚を釣るスポーツフィッシングです。日本を始めとし、近年では欧州、大洋州、ロシア、東南アジアと、GTフィッシングは、世界的な広がりをみせています。
ただ、はっきり言ってこの魚、滅多に釣れません。釣れないのに、ひたすらルアーを投げ続けなくてはいけない、修業のような、ストイックな釣りです。
と、前置きはこれくらいにして、JJJにおいては少数派のGTアングラー達が、5月上旬インドネシア各地でGTゲームに出かけて、なかなかの釣果をあげておりますので、まとめて報告いたします。
まず、パプア州カイマナにて。
魚を追い求めて世界中を渡り歩く変態アングラー、そして2月の馬並カップ優勝者でもあるノリピーナさんが、現地人とキャンプ生活をしながら、GTゲームに没頭の日々を送ってきました。
使用艇はこれ。これで、パプア州カイマナから、食料や燃料など生活物資と釣り道具を積み込んで数時間かけてキャンプ地に移動。釣りもこのボートで行います。
そして、キャンプ地です。
このテントに寝泊まり&自炊して、夜明けから夜更けまで、ひたすらGTを狙います。
そしてパプアの海。・・・・・懐かしいな~
では、釣果です。
ノリピーナさん1人でGT22本キャッチ。そして、この1匹が、生涯100匹目となるメモリアルGTだそうです。
おめでとうございます
GTゲームでは、キャッチした魚は、できるだけ丁寧に扱って、迅速に写真を撮って、海に帰します。
決して、食べることはありません。食わない魚を釣ってもつまらないと言う声もよく聞きますが、これがGTゲームなのです。
小さい魚は、船べりでリリースしていたそうです。すばらしい!!
今回の最大魚は140cm (推定40キロ)
さらに、Wキャッチも
GTのみならず、カスミアジ、サワラ、ハタ類など、多種多様な魚が釣れたそうです。これが、パプアの魅力ですね。
パプア州カイマナ方面は、一時期、アングラーが入りすぎて、釣果が激減していたのですが、久しぶりにこの海域に入ったノリピーナさんの報告によると、ずいぶん資源回復しているように思えます。
それにしても、GTを釣るために、日本人一人で、パプアに乗り込むノリピーナさんのバイタリティには、ただただ脱帽するのみです。
さて、同時期にバリ島では。
JJJから、馬並とかおりポンさんが、日本からのアングラーとともにGTゲームを楽しみました。
使用艇はいつものカイザー。
バリ島のGTゲームは、11月から3月までがシーズンとされています。なので、5月は、GTはめったに釣れないはず。が、今年は状況が違いました。
バツゥーアパ、良い感じで潮が流れてました。
かおりポンさん、猛暑のかなひたすら投げ続けます。釣れないのに・・・。が、あきらめずに我慢強く投げ続けていると、その時は突然やってきます。
バリに初釣行してから、3年がかりでキャッチした、バリ島初GTです。既に生涯100本以上のGTをキャッチしているバリバリの女性GTアングラーのかおりポンさんですら、バリ島GTをキャッチするのに3年かかりました。それくらい、バリでGTをキャッチするのは難しいことなのです。
バリ島初GTキャッチ、おめでとうございます
そして、再び修行僧のように黙々投げ続けると、
2本目も来ました~。
写真を撮ったら、早々に海に帰します。
さて、私、馬並ですが、小さいのばっかり3本キャッチでした。