JJJ(ジャカルタジャパンジガーズ)

JJJ(ジャカルタジャパンジガーズ)です。ジャカルタ在住の釣りバカの釣りバカによる釣りバカのためのクラブです。ブログはメンバーが釣行に出た際に不定期にUPしてます。 お問合せはメール「umanami_jjjのyahoo.co.jp」(仮名の”の”を”@”に置き換えてください。)までお気軽にどうぞ。J-People(http://www.j-people.net/)さんのWebからもお問い合わせいただけます。

12月30日バリ釣行~マッチョの一人旅~

あけましておめでとうございます。
今年も宜しくです!(^^)!
 
さてさて久しぶりに日記でも書きましょうかの。
JJJ広報部長の馬並部長の某SNS友のOさんと1日のみバリ釣行してきました。
しかし今回はJJJメンバーがいない!=我の強いメンバーがいない!=自分の考えで船長と釣りを組み立てれる!=そのオイラの組み立てでOさんに釣ってもらう!という間接的にはガイドみたいなもんかな?
なかなか楽しみ!
 
今回オイラしかいないので、マニアックに書いていこうと思う。
このブログを見てる人で、釣りの話が全く通じない方は本当にわかんないかも。
それでも我慢して見てくださいな!
それとは逆で、魚釣りにものすごく精通してる人や、バリの常連さんで「それは違うやろ!」って思う人もいると思う。けど、あくまでオイラ一個人の考えや攻め方であり、「バリでGTやジギングをいやりたい」「バリで再戦したい」と考えてる方に少しでも参考になり、尚且つ「インドネシア在住の日本人釣りクラブ」として何らかのお手伝いが出来ればと思い書いていこうかと思う。(ガイド業とかでなく道具のセレクト等々ね)
 
こんな感じでレポスタート!!
 
まずはヌサペニダ島を反時計周りで攻めるやりかたがオイラ達の鉄板コース。
と言っても、黙っててもそう行くのが、「カイザースポーツフィッシング」のバチョウ船長。
最初に小さな小島が見えてくる。バトゥ・なんちゃら…「最初の小島」でバチョウ船長には通じるから問題なし。
日本語通じるからまったく不便ナシ!
 
イメージ 1
こんな感じの島。でも今回ここはパス。ウネリが入って安全面からして危険すぎるから無理はしない。
攻め方的にも、ここは小島から手前5m~10m範囲がスリット形状のボトムになってて、そこがホットスポット
ウネリがある→ホットスポットまでサラシが伸びている→GTが出づらい(出ない?)てな感じ。
オイラ的にはGTはサラシを極端に嫌ってる感がある。出るときもサラシを過ぎてから出るって感じだけど、今回はホットスポットを通り越してサラシが伸びてるんでアプローチのしようがない。よって無駄なことはせず、即次のポイントに移動する。
ただここはデカいのからコマいのまでサイズは様々。あと、小島とペニダ島の間に水道があり、トップでハタが出るときもある。ボトムのスリットがきつい証拠だね。一昨年馬並部長が40kgアップのGTを獲ってる。
その時のラインはPE8号リーダー170ポンドだったと思う。流れが速い分、バリのGT全般に言えることだけれども、GTのワンダッシュの加速も半端ない。リーダーがズタズタにやられてた記憶もある。
イメージ 2
次にドーナツ型の島が見えてくる。
結構有名なバトゥ・ボロン(直訳:ドーナツ岩)はまだ若干出来そうな感じ。
ここは写真左から潮の流れに船を乗せて、手前の沈み根→左側岸壁沿い→洞窟内→写真右側の潮下のヨレ、の流れで釣りをしていく。今回流れが逆だった為、なかなかアプローチ出来ない。
3投ほど投げて、「ダメだこりゃ」ってボーーーっとしてると「移動します」の一声。なかなか良いテンポ!
無駄なことは徹底的にやらない。
ちなみにここは写真左側から40m→20mまで駆け上がっていく。ポッパーが「おすすめ」なんやろうけど、縦にも横にもワイドに強波動を出してくれるカーペンター・GTγ200を通すことがオイラ的には比較的多い。
垂直ダイブのペンシルがあれば面白いと思うけど、日本ではなかなか販売されてない様な気がする。
オイラが知らないだけだろうけど、だれか知ってたら教えてちょ!!
あとはシンキングペンシル!実際に馬並部長はここで45kgのGTをカーペンター・パンドラ155+50で獲ってる。
 
次にバトゥ・スパトゥ(直訳:靴岩)だけど、ここはオイラわかんない。あんまり攻めないから。
 
次にバトゥ・アパ(直訳:何の岩)。昔はバトゥ・ガジャ(直訳:象さん岩)で有名だったけど、象さんの鼻がもげて、
何の岩?になったみたい。相変わらずインドネシア人の付けるネーミングはユニークだね。
まぁその鼻が良い感じに沈み根になってるとは思うけど…適当すぎるね。笑。
イメージ 3
 
到着後は良い感じに釣りが出来そう。
ここまで来ると、ロンボク島が見える。そのロンボク島に目掛けまっすぐに潮が流れてる。いわゆる「西から南への潮」で1番釣りやすい。こんな時はバトゥ・アパに小さな洞窟があるのだけど、ここから流してもらうほうが良い。
洞窟から出てくる流れと本流の反転流が混ざり、渦を巻く。その渦に船を入れると船はその場でステイしながらも、ルアーは流れの中をヨタヨタと泳いでくれる。それを離れたら次はゆっくりと本流に船が寄る。
1流し目の1投目。まだ本流まで寄る流れに乗りきれず、ダラダラとジャークして様子見。
2投目。本流にへ寄る流れに乗りルアーも絡みやすくなる。ってところでヒット!ファイト!するも30秒でフックオフ…おそらく口の身切れ。このファイトで流れから離したので、もう1回同じ場所へ船を着ける。
5キャスト目ぐらい。潮の流れとボトムの形状で出来る潮の吹き上がり、カガミと別のカガミ間に出来る潮の吸い込みを丹念にトレースしてると「ドン!」と出てファイト開始!今度はバイト後ワンテンポおいてフッキング!
イメージ 4
最近腰ベルトを使うようになったけど、腰回りが実に楽ですね~!(^^)!安定感が違います。
ファイトは腰を落としてスクワットでリフティング。上半身だけでのポンピングだと、握力がすぐ切れる。
腕はあまり使わない事。
あと最近思うのは脚の荷重移動。右手で竿を持ってる時は左足を前に置き、左足で突っ張る。右足はラインブレイクなどでの転倒時、自動的に右足が支える形になる。この写真ではわからないけどね。持ち手が逆の時は逆になる。よくボクシングで棒立ちの時ってKOシーンが多いと思う。しかも起き上れないやつ。あれは両足の中心、体の中心に体重があるから、衝撃を逃がせないんだと思う。その点、片足のみの荷重だと、荷重がかかって無いほうの脚が衝撃を緩和する役目になっているのだと思う。まぁカウンターで決まったときは別として、打ち合い時にKOが無いのはその辺の理由があるからだと思う。と、どうでもよい話。
もう一つは肩甲骨から腰にかけて逆三角形の筋肉がある。僧帽筋だったかな?真後ろに体重をかけると、腰が痛くなるは、その部分の筋肉が細いから。だけど、片足を踏ん張ると脇腹の筋肉を使うことができる。まぁ、今はただの贅肉に変わってるけど、腰にだけでなく腰回りの筋肉に均等な負荷がかかる為、グッと楽になる。
転倒時の話をしたけど、上半身だけでのファイトはラインブレイク時、そのまま後ろに倒れて危険だけど、腰を落してのファイトだと尻もちつくだけ。びっくりして痔が出たときは「ドンマイ!」だけど。
 
と言うところで今シーズン初GTゲットン!
イメージ 5
オイラ:20kgだな。
バチョウ:20kgないよ。
オイラ:20kgにしてよ!
バチョウ:いやだ…
てなことでオイラに厳しいバチョウ船長のおかげでMTに降格(泣)
太かったんだけどね。。。
 
ルアーはオイラのパイロットルアーのカーペンター・GTγ160クマノミカラー。
視認性も良いことから良く使ってる。潮がらみが目視できる。
160を使うのはバリ島の潮の速さやロケーションにぴったりマッチしていると思う。
なぜパイロットか?たとえば、潮がタルいとき、もちろんルアーも潮がらみが悪く1ジャークのストロークが足らず、これではGTへのアピールが少ない。そんな時は120に落とす。意図してイレギュラーアクションが出せるなら良いのだけど、波の影響での意図しないイレギュラーアクションが多すぎるときは140ディアブロに変える。ディアブロは水がらみ重視のルアーだと思うので、波が高くて潮がタルいとき120と同じストロークで同じ回数のS字を描いてくれる。ような気がする。
逆に160で良い潮がらみをするけど、波がかぶってルアーの浮き上がりを邪魔するときは200に上げる。
あとカガミとカガミの間をトレースしてくるときにカガミが全体的に小さければ、カガミとカガミの間にある吸い込みが弱く、バイトしてくるであろうゾーンも狭い。そんな時も1ストロークが狭い120に落とす。
逆に大きければ吸い込みも強いしバイトゾーンも広い。そんなときは200に上げたりする。
まぁ、メーカーさんが意図してる事と合った使い方をしてるかは疑問だけど、これがオイラ流。自分が考えて引き出した1匹は充分満足できる1匹だ。
 
1キャッチした後、しばらくOさんの釣りを見学。
出ないなぁって思ってたら本流の距離が短くなってきた。「東から西への潮」になる前の「東から南への潮」に変わってきた。
「東から西への潮」に変わるとお手上げ状態になってしまうから、「東から南への潮」で出来る西側の反転流に船を着けてもらい、ダイレクトに水道を狙う。ここでは船の流れる方向とルアーを引く方向が一緒になるからアクションが比較的、楽。ただ水道の潮の流れは複雑極まりないんで、よくルアーの動きを確認しながらジャークしたほうが良いね。
なぜ「東から西への潮」はお手上げか?オーストラリアの寒流の影響があると思う。
前回も南の潮が強すぎて、「東から西への潮」で海水温が低かったように思える。
 
ホイ出た!
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この写真でも荷重移動はわかんないなぁ…役に立たずすんません。
 
 
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オイラ:30kgあるだろ!?
バチョウ:あるわけないよ!
オイラ:25kgはあるだろ!?頼む!あると言ってくれ!
バチョウ:25kgはあるけど、30kgはないよ!わかんないけど…
 
バチョウも悩むこれまた立派に太ったベストコンディションのGT。
このGT、オイラが釣った中で一番カッコいいGT!尾ビレがデカく尾ビレの付け根の「舵取り」の太さが半端じゃなかった!色的にはちょっと白いから「…」だったけど。もっとメタリックなカラーだったら◎でした!
あと最近思うのは、オイラ体がデカいから魚が小さく見える…泣
 
これにてキャスティング終了。
キャスティングタックル紹介
メインタックル
ロッド:カーペンター・モンスターハンターMH80H
リール:ダイワ・ソルティガ7000DF
メインライン:バリバス・アバニGTMAX10号
リーダー:ナノダックス・170ポンド
 
サブタックル
ロッド:カーペンター・KLL75・45
リール:ダイワ・ソルティガ6000GT
メインライン:ヨツアミYGK・フルドラグPE6号
リーダー:ナノダックス・170ポンド
ルアー:パンドラ155
 
フックはすべてトリプルフック。今年からシングルフックに変えてトリプルはやめようと思う。
やっぱりフォローで魚体にフックが刺さり、あげるときにシンドイ…。それにシングルフックだと口の横のカンヌキにしっかり刺さってくれて、魚が口を閉じで魚の本来のスピードで走れる。
てことは魚の強さを存分に味わえ、「魚の力」対「人間のテク」で思う存分勝負出来る。
まぁ次はGTγでなく、ほかのルアーを投げたおしてみるつもりでもある。なぜかと言うと、GTγと言うルアーにだけこだわって投げててもしょうがない。釣れそうにない時間帯にでも釣る答えはあると思う。それはやっぱりルアーのセレクトにあると思う。自分の釣りの引き出しをもっと増やしたいしね。
 
話戻って、完全に「東から西への潮」に変わる前にやりたかった事。
バトゥ・アパでのジギング!ターゲットはイソンボのみ!
他のメンバーと行くと、条件が良いときはどうしてもキャスティングになってしまう。
条件が良いときは潮の流れが早く船立てがどうしても必要。でもキャスティングは流さないといけない。両立は難しい。潮がタルい時は両立は可能だけど、期待感が薄い。合間にするんじゃなくメインで!潮が走ってる時にガチで!どうしてもやりたかった。※Oさんごめんなさい。キャスティングGTの時間が少なくて。
 
1投目はバトゥ・アパの一番左の岩のちょい沖。ボトム60m~20mまでいっきに本流めがけ掛け上がって行くポイント。西側の階段のような壁の本流側にそのポイントがある。
去年の1月に行ったときに、「アデスポーツフィンシング」の船「GT1」の魚探で見ていて記憶していたし攻略も考えていた。
船を西に着け本流めがけて流し、60mから20mまでのボトムのみを斜め引きしていく。ジグも軽い300gで流し送り込んでいく。
いきなりドスンとヒット!
あっという間に50mだされハンドドラグを入れた瞬間、ラインブレイク。フロロカーボン120ポンド5ヒロが全部ズタズタ。トドメは歯でカットされてた。いきなりイソンボ登場。期待度(大)(大)(特大)!!ハンドル1回転も出来なかったですが何か!?怒
 
ここでも反省。
最初はキャビン横でジギングしてたオイラ。船立てし易いようにね。それが間違い。リアデッキかフロントデッキでやっていれば早めにフォローを沖向きに入れてもらえるんだけど、キャビン横からフロントデッキに移動してる間にやられた…。また浅い側に船が進む以上、全速力でバックしても沈み根のトップで根ズレしてしまう。
魚の進行方向や船の進行方向、アングラーのポジショニングひとつで獲れる魚が獲れない魚に変わってしまうもんだね。と痛感。地形が頭に入ってる以上、もっと掛けてからのことを考えれば良かったと後悔。。。
 
その後、本流入ればキャスティング、本流脇ではジギングといった攻めで、ジギングのオイラにヒット。
小さいGTでした。(写真ナシ)
 
しばらくしてお昼ご飯を食べ、いつもの150mから80mまで上がるジギングポイントに移動。JJJでは魚種別レコードがあり一昨年に釣ったカンナギがダントツfだったけど、パプアで馬並部長のマダラハタであっさり抜かれた…。個人的にはそれを超えるハタ系を狙ってて、馬並部長のマダラハタを超えるJJJレコードのハタ部門1位を狙っていた。けども、前日に22kgのカンパチが上がったとの事。ボトムについてからは何回かリフト&フォールをして、次にロングジャークに切り替えていき…と、いろいろしてたらヒット!
イメージ 8
へっぴり腰ですが何か!?
膀胱にオシッコ溜まってて、ギンバルでおされると出そうだったんです!
 
最初は赤かったんで、金魚(オオクチハマダイ)かと思ったけれど、浮いてくるまで結構粘ってた。
上がったのはこれ!
イメージ 9
キレイに赤が入った15kgくらいの、ぶっといカンパチ!「アカバラ」と言っても良いのかな??
いかんせん体がデカいと魚が…
と、ここでジギング終了。帰りはコーラルリーフやその近くのジギングポイントを打ちながら帰港する事に。
まぁ、出なかったですが。
これにで2013年の釣りはおしまい。
 
ジギングタックル紹介
ロッド:カーペンター・ワンハンドレッドOH63(だったかな?スピニングのやつ)
リール:ダイワ・ソルティガ6500
メインライン:YGK・6号
リーダー:YGK・フロロカーボン120ポンド
ジグ:300g~500g
※今回リアヘビーのフォールスライド系のジグを多用。
 
今回「自分のやりかた」で釣りが出来た。「自分のやりかた」で釣れたということは、話がデカくなるけどそれないrに「バリ攻略」に近づけたと思う。同船者のOさんには釣れなかったけど、次の釣りに役だったかな?と思う。
 
こうなってくると、やっぱり釣りは楽しい!
 
 
報告者:マッチョ