鮪調査船 ~ラツーにおけるイソップ寓話~
で、私デスクつちだは年末にアナ部長と釣り納めに行き、カンパチは出なかったけどカツオ、オオクチハマダイ、フエダイを釣って年末~正月の食卓に彩りを添えたものの、不完全燃焼のまま年を越してしまったので、鮪調査船への乗船許可を家内に乞うたところ「テロ直後なのに何考えてんの?」的な表情でしたが「行ってよろしい」との許可が出ましたのでモッコリ会長と新メンバーKKさんとで行って参りました。
いつもより早く18:00にJKTを出発、スカブミで渋滞にはまるも22:00過ぎには出船。
雨もなく新月の夜空は満天の★。
そして目指す湾内のタチウオポイントには明かりを煌々と焚いている漁師さんたちの船が。。。
いやがおうにも盛り上がってくる雰囲気。
そしてパリタ号には発電機と2灯のランプ。
やるじゃないか、やればできるじゃないか、パリタ!!
残念ながら写真がないっす。でもあんな明るい夜のパリタ船は前代未聞では?
ポイントにつくとすぐに実釣開始。
先ずは100gで様子を見るが風があり船が流されているのかボトムが取れない。
「ボトムじゃなくて中層だねぇ」
ってことで120gに交換して手返しよく中層を攻めることにしたんだけどちっともあたりがない。
「全部フォールで食ってるね」
じゃあボトムまで落としてロングフォールを試そうかと思ったら風で流されてるせいか漁師の仕掛けたはえ縄を釣ってしまった。
めっちゃ重いんだけど少しずつ寄ってくるから切らずに全部巻いてやった。
はえ縄についてる太刀魚いただいちゃおうかな、なんて甘いこと考えてたらますます釣れなくなった。
いい加減流されてポイントからだいぶ外れちゃったみたいなんでもう一度差し替えて再トライ。
今度は200gにして一度ボトムを取ってみた。なんとK点越えの130mくらい。結構出ちゃってます。
スロージグでロングフォールを繰り返すとボトムから20mくらいでななな~んと太刀魚のあたり!!
きました~結構重い。
指4本サイズのタッちゃんでした。
その後もK点越えを繰り返し2本追加。
残念ながらこちらも写真なし。
でも発電機がなんだか調子悪い。
あれれ~、なんかいつもの展開。
きな臭いにおいが立ち込めて参りましたよ~。
ぶるるんるんるんる、ぷすっ。
ぶるんぶるんぶるるっ、ぷす。
パリタ懸命の修理も実らず発電機 終~了~、チーン。
これ以降はタッちゃんも姿を見せず・・・
第1ラウンドはこんなもんにして次、次!
結局写真なし。
朝マズメのGTロックを目指し快調にひた走るパリタ船。
最近、例の焼玉エンジンはすこぶる調子いいんだよなぁ。
(そろそろ逝っちゃう前兆か?)
さあGTロック到着。
最初は沖の50~90mでジギングするも全く反応がないためキャスティングでGTのご機嫌伺い。
半周くらい回った山側の岩の際からきれいなカスミちゃんをブッコ抜きましたよ。
Theドヤ顔!!
TBL80/20+ステラ10000+PE4号+リーダー100Lbに別注平政190サンマ
エラ・ワタ抜きで実測4.3kgでした。
相変わらず別注平政は安定感あります。
そして会長とKKさんはベイトリールでのGTトライ。
KKさんは日本ではバスやエギングなどをやっていたとのことで初めてのヘビーキャスティングですが、さすがすぐに対応してらっしゃいました。
ミヨシでベイト2人がキャスト。
トモで私がキャストしておりました。
ところがところが。。。
血相を変えてKKさんがトモまで走ってきた。
パリタ息子になんだかわけのわからんことを叫んでる。
「p&#%ン?*アY8(V@g~w!!」
KKさん既に泣きっ面。(;_;) ヤバ~~
すぐにジギングタックルに持ち替え底引きをしてみるもの空振りばかり。
と、モッコリ会長のジグに手応え!
しか~し上がってきたのはニモの家、残念!
あきらめムードの中パリタとモッコリ会長が何か会話してる。
「タコ漁師がいれば潜って拾ってきてくれる」
「前に平田さんがツララ放っちゃったときもタコ漁師に取ってもらった」と。
「なぬ??」
「黒い服着て2人で乗ってればタコ漁師だ」
「そんな船を探せ」
ってそんな都合よくいるわけが・・・
「いたっ!!」
なんと向こうから近寄ってくるではないか。
パリタも船を寄せて事情を説明。
「ドゥア ラトス ヤ~」
「20万ルピアで行ってきてやる」って日本円で2000円っす。
KKさん「行って、行って、払うから」
で、船から送られる空気のホースをくわえていざ海中へ。
場所はだいたい見当がついてたのであとは漁師に任せてこちらは見ている以外にない。
5分もしただろうか。
ちゃらっちゃっちゃっちゃっちゃちゃらら~♪♪~
あまちゃんのテーマ曲が聞こえるようでした。
獲ったど~~~!!
ツララを自慢げに掲げたタコ漁師が浮かび上がってきました。
タコ漁師「あなたが落としたのは金のツララですか~?銀のツララですか~?」
KKさん「金でも銀でもありません。グラスです~。もう落としませんから返してくださ~い」
そういえばオラもラツーデビュー戦でいきなり放っちまったなぁ。
あんときは自らダイブして回収したけど。。。
で、その後もジギングを続けましたが全く反応なし。
仕方ないのでアマダイポイントでエサ釣り開始。
でもイカ短に食ってくるのは念仏ダイや雑魚ばかり。
そんな中ようやく私にヒット。
着底後に糸フケを取った瞬間にゴーンと明らかに雑魚と違うアタリ。
「今の入り方はアマダイじゃねーか?」モッコリ会長も期待で声が裏返ってる。
途中アマダイっぽくない動きでクラップかとも思ったけどしっかり3段引きしてる。
「アマダイかなぁ?」ちょっと違和感ありながらも80mを巻き上げてきて姿を見せたのは・・・
なななんとトロピカルカラーのウスバハギ約1kg、、、とほほ。
アマダイからするとだいぶ格は落ちるけどおいしいから許す。
何じゃかんじゃで時計を見るともう12時半。
GTロックでもう一度キャスティングしてから岸打ちしながら戻りますかってことで
キャスティング~。
なんと昼過ぎにもかかわらずめっちゃ活性高い。
2周回ったけど1周半くらいまではかなりバイト有った。。。
けど誰もフッキングできず、チーン。
岸打ちもランガンしながら戻りましたが、、、終~了~、チーン。
え~鮪の報告がないじゃないかって?
ええいつも通り異常なし!ですが何か?
そして獲物は・・・
カスミアジの刺身となめろう、太刀魚の塩焼きで美味しい食卓。
脂ノリノリのカスミはサイコー。
太刀魚は3枚におろした半身を半分に折り畳むと身は内側になり、両面が皮になるのでそのままグリルで焼く。そうすると身がボロボロにならず皮はいい具合に焼けて中身までシッカリ火が通る。モッコリシェフ直伝の秘技。流石プロの技!!
チビたちもあっという間に完食。
釣りバカ父ちゃんのの面目躍如です。
以上報告終わり!