パプアでGTフィシング ~世界の茂木さんツアー~
10月初旬、インドネシア、西パプア州カイマナへ、ソルトルアーフィッシング業界の重鎮、世界の茂木さん一行が釣行しました。JJJからはモッコリ会長、私馬並部長がジャカルタで一行をお迎えし、パプアに同行いたしました。
日本から8人、ジャカルタから2人の総勢10人のアングラーでの遠征です。
モッコリ会長、一行を空港にてお出迎え
目的地のカイマナへは、ジャカルタ→アンボン→ファクファク→カイマナとライオンエアを乗り継いで行きます。カイマナからは、母船に乗り換えて3時間の航海で釣りのポイントに到着。テンダーボートという小舟に乗り換えて釣りをし、寝泊まりは母船です。
今回は、過去の遠征では経験しなかったほど、トラブルの連続でした。
まず、乗り継ぎの地、アンボンで、10人中5人が乗り継ぎ失敗。ジャカルタで搭乗時に、一行のうち数人の機内持ち込みの荷物が、棚に収まらず、客室乗務員に預かられたところ、なんと受け取りはアンボンの空港の荷物受け取り場所とのこと。乗り継ぎ時間40分しかないのに、間に合うのか???と、心配していたところ、やはり間に合わず。手荷物をピックアップすべくアンボン空港の荷物受け取りのベルトコンベヤーの前で待っていたモッコリ会長を含む5人は、アンボンに置き去りとなったのでした。悪いことに、次のカイマナ行きのフライトは3日後。ということで、アンボンで3泊することに しかも、アンボンからカイマナまでチケットを買い直しさせられました(怒)
一方、順調に乗り継ぎを行い、カイマナに到着した茂木さん、馬並を含む5人、カイマナの空港で荷物を受け取るべく待っていたところ、アンボン置き去り組のスーツケースを含む全員分のスーツケースをピックアップ。しかし、いつまでたってもロッドケースが出てこない 結局、出てきたロッドケースは、全9本中2本だけ。7本はアンボンでおろされてしまったのでした 釣りに来てるのに、竿が届かないってどうよ
アンボンのモッコリ会長とカイマナの馬並との間で、対処方針を電話相談。結局、カイマナ到着組の5人は、2本のロッドケースにかろうじて入っていた竿5本で釣りをすることにして、当初予定通りカイマナ港を出港。アンボン残留組は、3日後にカイマナ到着後、スピードボートで母船に追いつくことにしたのでした。
これが母船です
カイマナ到着組は、予定通り釣り開始。馬並は、アンボン残留組の人の竿を借りての釣りです。
テンダーボートです。GTファイト中。
いきなり、GT30キロ超キャッチ
そして、その後も自分の立場を忘れて、
渋いながらも、皆さんも順調にGTキャッチ。
御年67歳、多分、日本最高齢のGTアングラー退役軍人さん
GT業界有名人、ペンペンさん
西麻布の日本料理屋オーナーひでさん、普段は磯釣り師で今回GT初挑戦
そして、ソルトルアー業界の重鎮、世界の茂木さん。一度も釣りせず寝てばかり
一方、そのころアンボンでは、
それなりに楽しくやっていたようで・・・
モッコリ会長の人脈で、急遽船を手配し、釣りもしていたようです。
東京湾シーバスボート船長のKNさん。遅れてきたのに竿頭
今回が初海外旅行というKMさん。初の海外がパプアで、カルチャーショックが大きかったようで・・・。
過去にGTを400本以上キャッチしているという、これまたGT業界の重鎮マットンさん
マットンさんのお供として参加のジーニョ君。初海釣りでGTキャッチ
5本しかなかった竿もようやく勢揃いして、それらしくなりました。
夕食は、モッコリ会長がスーツケース一杯に詰めてくれた食材を、ひでさんが料理してくれたので、かなり贅沢になりましたよ。
カレーライスの宴
釣れた魚で、握り寿司大会
ハタの握り、最高です
幸せそうです
母船の寝室はこんな感じ。はっきり言って、奴隷船・・・・
釣りに疲れたら、無人のビーチに上陸
クルーが椰子の木にスルスルと登り
椰子の実を落としてくれます
それを割って食らう
景色は最高ですよ
数日間、釣りと景色を十分に堪能して、カイマナ港に帰港しました。
カイマナ港に戻ってクルーとともに記念撮影
釣りの方は、予想していたとおり、昨年の釣行と比べてかなり渋くなっていました。それでも、GTに関しては全員複数キャッチを達成し、GT以外の外道についてはポコポコ釣れました。何度も通っていれば、GTは渋くなってくるのは仕方ないことです。この先は、しばらくこのエリアはそっとしておいて、資源回復を待ちたいと思います。
個人的には、釣りそのものもさることながら、茂木大先生から、夜な夜な講義(説教?)を受けれたことが貴重な財産となりました。来年は、5月に茂木さんツアーがインドネシアに来られるそうです。ウジュンクロンの予定です。JJJの皆さん、是非参加してみませんか。
あっ、釣りを終え陸に上がってからの話。カイマナのホテルに1泊したのですが、断続的に停電して、エアコンも効きが悪く難儀しました。
翌日、馬並にとって最後の重要ミッション。この常識外れの大量の荷物と、8人全員を無事ジャカルタに送り届けること。ちなみに、規定上の荷物重量制限は1人あたり10キロですが、だれも気にしていないようです
このあと、一部の方は、寝る間も惜しんで、ジャカルタの熱い夜を堪能された模様
今回のツアーはトラブル続きで、日本からお越しのみなさまには、ご不便をかけっぱなしでしたが、誰一人不満を漏らすことなく、みなさん前向きにその場の状況を楽しんでくれました。ホントに感謝感謝です。それまで全く知らなかった人も、同じ船で一緒に釣りをすれば、もうアングラーという共通項をもった仲間です。釣りって、ほんとにいい趣味だと思います。
報告者:馬並部長